事例紹介CASE STUDY
橋梁点検車 BT400
国内最大級の橋梁点検車、BT-400による橋梁点検をご紹介します。
まずは河口付近に架かる鋼箱桁橋の点検です。
25tにせまる車両重量の大型点検車は、広い歩道がある橋梁でもブームを桁下に差し込むことができます。
弊社の技術者は点検車の操作免許保持者です。
自らバケットを操作し、必要な点検調査を行うことができます。
大型車両なので車両通行帯および歩道の幅、アウトリガー設置幅や縁石の高さ、防護柵や照明柱、架空線の有無、橋梁自体の設計荷重も考慮して機材選定を行う必要があります。
BT-200に比べ、各ブームが長く、可動性も異なるため操作には熟練が必要です。
機材の特性を深く理解してこそ、高い作業効率を実現することができます。
港湾付近の橋梁では、船舶の航路との位置関係についても注意を払わなければなりません。
こちらはPC箱桁橋の点検状況です。
交差条件の河川敷が公園などの場合、その上部は特に慎重な点検が求められます。
微細な劣化事象が進展し、コンクリート片が落下することで大事故につながる可能性があります。
ここでは近接目視に加えて全面的な打診を行い、劣化事象の端緒を見つけ出しています。
BT-400の高い作業性能が時としてあだとなることもあります。
鉄道に架かる橋梁の点検・調査もお任せください。
交差条件が鉄道の場合は、関係各所との綿密な調整を行って安全作業を実現します。
橋梁の形状によって作業車の設置、ブームの挿入もさまざまに変化しますが、あらゆる可能性に対応いたします。
こちらは橋脚の鉄筋の斫り出しによる詳細調査を行っている状況です。
寒冷地特有の凍害や塩害の可能性、中性化進行性などを調査しました。
谷に架かる橋の橋脚はご覧のような高さのためBT-400の本領発揮です。
斫り調査後の断面復旧には低温作業対応の材料を使用します。気温が材料性能を大きく左右する可能性があるため、適切な判断が必要です。
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