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事例紹介CASE STUDY

橋梁点検ロボットカメラ

定期点検定期点検定期点検建築標識橋梁照明道路付属物(標識、照明等)投稿日:2023年3月7日

橋梁点検ロボットカメラを用いた事例をご紹介いたします。
 

 
こちらの橋梁は桁下高が高く、梯子を掛けることができません。
また、橋梁点検車を設置することもできない条件でした。
 
そこで登場するのがこのロボットカメラです。
 

 
正式名称は橋梁点検ロボットカメラ 懸垂型 HV-HT3000TB-D 
日立産業制御ソリューションズが開発し、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されています。
在来の近接目視点検と対比して、「新技術」とよばれるものの一つです。
 
国土交通省は令和2年3月に、直轄土木工事における新技術活用の原則義務化を報道発表しました。
また、同時に地方公共団体における新技術導入促進に向けた取り組みを進めています。
 
これまで架橋条件によって危険な点検を余儀なくされていたり、点検が十分に行われてこなかったケースもあると聞きます。
新技術の採用によって、それらの橋梁点検が安全かつ確実に行え、省力化でき、延いては経済性が高まるならば申し分ありません。
 

 
このロボットカメラは橋梁の高欄に設置して、タブレットPCで操作を行います。
懸垂型の名が付く通り、点検者は橋面上にいながら、橋梁の側面から下面の点検(間接目視)を行うことができます。
これにより、大規模な路上規制を行う必要が無く、作業中の転落事故の危険性が低減されます。
 

 
橋梁側面から下面へアームが伸長していきます。
さて、橋梁点検ロボットカメラには高所型 HV-HT3000TB-U もあります。
標識や照明柱の道路付属物点検で採用した実績があります。
「橋梁点検」の名前を冠してはいますが、様々な使用可能性があると言えます。
 

 
実際に本機材により撮影した支承の写真です。
高性能カメラと映像補正技術により、20m先の0.2㎜のひびわれを確認することがでるだけの性能を誇ります。
 
構造物がある限り、より良い点検、調査を求めることに終わりは無いと言えます。
新たな技術に積極的に取り組んでいくことは、その最たるものであり、私たちの使命であると考えています。