事例紹介CASE STUDY
高所作業車
高所作業車による橋梁点検をご紹介します。
高い位置の部材に接近して損傷を直に目視、触診することができます。
これは、自動車専用道路をまたぐ橋梁、いわゆるOVの点検です。
コンクリート片の落下が重大事故(第三者被害)につながる恐れがある部位は全面打診検査を行います。
周囲に障害物がない状況では伸縮ブーム型の高所作業車が最適です。
こちらは屈折ブーム型の高所作業車による点検風景です。
公道上の橋梁点検の場合、高所作業車の設置位置は道路上を規制した作業帯に限られます。そのためブームの可動範囲が制限されることがあります。
また、樹木等の障害物を考慮しなければなりません。
橋梁ごとに異なる諸条件を踏まえて、最適な機材の選定を行います。
また、アウトリガーの設置にはそれなりの時間がかかるため、設置→移動の回数が少ないことが作業効率を左右します。
機材の性能に応じて、できるだけ少ない手数で、効率的かつ高精度の点検を行います。
20mを超える吊り橋の主塔も点検します。
ケーブルの一本一本、その取付状況をつぶさに観察し不具合がないか点検します。
アウトリガー設置場所がタイルやインターロッキングの場合は破損を避けるために適切な養生を行います。
トラスドランガー橋の点検風景です。
格点や接合部の多いトラスをくまなく点検するために屈折ブーム型の機材を選定しました。
バケットの移動の際の挟まれ事故が懸念されるため、安全確認を怠らずに作業に当たります。
PC床版箱桁橋の点検です。
点検車を設置することができる場所に限りがあったため、屈折ブーム式の機材を使用しました。
高所作業車による点検は橋梁の下に車両乗り入れが可能な場合に限られます。
車両の進入が可能であっても脆弱地盤や傾斜地など、条件によっては作業を行えないため適切な踏査が必要となります。
弊社の技術者の多くは高所作業車の操作資格を保持しております。
高所作業では安全帯の使用を徹底し、使用期限を決めて安全帯の適切な管理を行っております。
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